暴動続く北アイルランド 紛争再燃憂慮 背景にブレグジット

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暴徒の襲撃で炎上した路線バスの残骸=北アイルランドの最大都市ベルファストで2021年4月8日、服部正法撮影
暴徒の襲撃で炎上した路線バスの残骸=北アイルランドの最大都市ベルファストで2021年4月8日、服部正法撮影

 英国の欧州連合(EU)離脱に伴い、他の地域との間に関税上の「境界」ができた北アイルランドで、英国からの分離を懸念するプロテスタント住民「ユニオニスト」の暴動が続いている。記者が現地を訪れると、住民らから、かつての北アイルランド紛争の再燃を憂慮する声も聞こえてきた。

 7日夜には、西ベルファストで暴徒らが路線バスを奪い、火炎瓶を投げ入れて炎上させた。記者が8日朝に現場を訪れると、バスの残骸がくすぶっていた。暴動は3月末からベルファスト、ロンドンデリー、東部キャリックファーガスなどで発生している。英BBCによると、8日までに暴動で警官70人以上が負傷。英政府は8日、北アイルランドの各政党との協議のため、ルイス北アイルランド相をベルファストに急派した。

 暴動の背景にはブレグジット(英国のEU離脱)がある。2020年12月末の完全離脱に伴い、…

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