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微聞積聞

記者を取り巻く環境はこの35年で激変。昔を思い返し、ちょっと聞いてよってな話や積もる話を、つれづれなるままに書きます。

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ザッツ 雑用紙

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イラスト・高宮信一さん
イラスト・高宮信一さん

 私が新聞記者になって35年。この間、記者を取り巻く環境はずいぶん変わった。昔を思い返して、ちょっと聞いてよってな話や積もる話を、つれづれなるままに書き連ねようというわけで。

 今、原稿はパソコンで書いているが、私が入社した1986年は原稿用紙すらなかった。雑用紙という、はがきより一回り大きい、マス目もなんにもないザラ紙の束に、2Bの鉛筆で書いていた。当時、記事1行は15字もあった。雑用紙1枚に15字ずつ、これで1行。60枚で60行の勘定になる。

 赴任した鳥取支局で、そう教えられたはいいが、縦に15字、ずらずら並べて、パイプをくわえたデスクに「キミはバカか」とあきれられた。5字ずつ3行に分けて書くのだった。それならそうと教えてくれればええのに、と早々にへこんだ。

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