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チャレンジテストは今/下 経済的背景「評定に反映」 情報公開で客観性確保の県も /大阪

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教育関係者が指摘「格差解消へ取り組みを」

 チャレンジテストについて、ショッキングな論文がある。関西学院大の濱元伸彦准教授(教育社会学・人権教育)が2020年に発表した「大阪府チャレンジテストにおける『団体戦方式』の問題」。チャレンジテストは「地域間の経済格差が内申点評定に反映される仕組み」と指摘した。

 論文によると、団体戦方式では、個人ではなく「生徒集団」の平均点でその学校の内申点評定の基準幅が決まる。教育社会学の知見では、生徒集団の力を決める要因は、生徒個人の頑張りや教員の指導の工夫よりも、社会経済的背景が大きいと、他の研究を例示して説明。例えば学歴や所得が高い保護者や塾に通う生徒の割合が多ければ、生徒集団の平均点が上がり、生徒は高校入試で有利になる。「地域間の経済的格差が高校入試の有利・不…

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