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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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福島県警、行方不明者を月命日にこだわらず捜索へ 結果重視

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行方不明者の手掛かりを捜索する警察官ら=福島県浪江町の棚塩海岸で2021年4月9日、玉城達郎撮影 拡大
行方不明者の手掛かりを捜索する警察官ら=福島県浪江町の棚塩海岸で2021年4月9日、玉城達郎撮影

 東日本大震災の大津波による行方不明者の捜索について、福島県警は今年度から、台風の後など手掛かりが増えそうな時を考慮して各署が継続していく方針に改めた。これまでは震災発生日の毎月11日前後に一斉捜索していた。

 県警によると、県内ではいまだに196人の行方が分からず、2017年度以降、新たな不明者の特定はできていないという。

 県警はこれまで月命日前後の捜索にこだわってきたが、これからは捜索の結果を重視し、工事などによる地形の変化や、台風や大潮などの気象条件などを考慮して、沿岸各署が捜索の実施を判断することにした。県警災害対策課は「行方不明者のご家族の思いをくみ取って、1人でも多くの手掛かりを見つけたい」としている。

 9日には、双葉署員ら25人が浪江町の棚塩海岸で、行方不明者の捜索を行った。双葉署の武藤孝雄署長は捜索する前に「絶対に見つけるんだという強い意志を持って臨んでほしい」と署員らに呼びかけた。

 署員らは強風と荒波が打ち寄せる中、砂浜や流木を掘り起こし、手がかりになる遺留物などを探したが、行方不明者の特定につながるものは見つからなかったという。【肥沼直寛、玉城達郎】

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