理念共有へ内容一新 水平社博物館、展示変更で今秋から休館 御所 /奈良

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水平社博物館の現在の常設展の展示=御所市の同館で2021年2月17日午後2時25分、田中なつみ撮影
水平社博物館の現在の常設展の展示=御所市の同館で2021年2月17日午後2時25分、田中なつみ撮影

 御所市の水平社博物館が常設展の内容を一新するため、今秋から休館する。全国水平社の創立から100年の節目となる2022年3月3日にリニューアルオープン。解放運動の歴史を中心とした展示から、「人の世に熱あれ、人間に光あれ」とうたった水平社宣言の理念を全面に出した展示に変える。アイヌ民族や夜間中学開設運動を取り上げたコーナーも設置、人権問題を多面的に学べる空間となる予定だ。

 全国水平社結成の中心となった西光万吉(1895~1970年)らの出身地である同市に博物館ができたのは、98年5月。同和対策事業で地区の景観が変わることによる歴史の風化や引き継がれてきた資料の散逸を懸念した人々の手で建てられ、現在は年間1万人前後が訪れている。

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