連載

滝野隆浩の掃苔記

社会部・滝野隆浩専門編集委員のコラム。

連載一覧

滝野隆浩の掃苔記

食料支援で見えたもの

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 <滝野隆浩の掃苔記(そうたいき)>

 <食品会社が余った商品を廃棄せずにフードバンクに提供すると、その金額を「全額損金処理」にできる>。国税庁が認めているこの仕組みを、神奈川県横須賀市のチラシで知った。

 自社規定で処分予定だった食品を食べてもらえる。処分費用も要らなくなる。さらに食品ロスの削減につながるうえに会社のイメージアップになるのだから、まさに「三方よし」である。

 昨春、コロナ禍でアルバイトがなくなった学生を応援しようと始められた横須賀市の食料支援事業。年末には学生以外も対象としたところ評判がよく、いまは随時提供している。当初は提供する食品が集まるか心配し、チラシも作った。だがフタを開けたら会社や有志がどんどん持ち込み、集積場所に困ることもあった。

この記事は有料記事です。

残り535文字(全文866文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集