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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第79期名人戦A級順位戦 広瀬章人八段-豊島将之竜王 第42局の5

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ともに6勝3敗

 守りの金を失って穴熊の急所に手がついた図の局面。控室では「終局近し」の声が上がった。[先]8六同歩は俗手の[後]8七香が痛打になる。広瀬は[先]7五角~[先]8六角と払って空間を作らずに頑張るが、[後]6四香で2枚の角筋を止められ、戦力不足は覆い難い。

 [先]5二銀は及ばずながらの一太刀だが、豊島は[後]9七歩成~[後]5三金打と投入し、つけ入る隙(すき)を与えない。最後の熟考。[先]7三歩成以下は、形作りの順である。終了図からは[先]7七同角の一手に[後]7八金[先]9八玉[後]7七竜と押していけばよい。終局は午後9時15分。

 ほどなく取材本部から報道陣がなだれ込み、感想戦前に簡単な談話取りが行われた。豊島は本局を振り返ったあと、「悪くない成績だったが、(挑戦には)届かなかったので、また実力をつけて臨みたい」と結び、広瀬は「見どころのない将棋にしてしまい、ファンに申し訳ない」と絞り出すように話した。

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【第79期名人戦】

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