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渡部暁斗 銀鏡に向かう

王者は「キング・オブ・スキー」と称されるノルディック複合。渡部暁斗選手が競技への考えや日々感じることを発信します。

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渡部暁斗 銀鏡に向かう

複合・渡部暁斗「過小評価していた自分、限界以上に引き上げる」

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全日本スキー連盟の「スノーアワード」で最優秀選手賞を受賞した渡部暁斗=東京都内で2018年5月7日、江連能弘撮影
全日本スキー連盟の「スノーアワード」で最優秀選手賞を受賞した渡部暁斗=東京都内で2018年5月7日、江連能弘撮影

 昨年11月から今年3月まで行われたワールドカップ(W杯)シーズンは、新型コロナウイルス対策で欧州に滞在し続けたことが精神的に一番きつかった。例年ならシーズン中に日本に帰る時期があるが、その時間が精神面のバランスを取っていたのだなと感じる。

 新型コロナの影響で試合が中止になり、試合間隔が3、4週間も空いた時は、練習場所や、受け入れてくれる宿がなかなか見つからない難しさもあった。ただ、その時期に、これまで試せなかったことにトライできた。

 あえて夏場並みの強度の高い練習でしっかり追い込んだり、逆に我慢して休むところは休んだりして強弱をつけた結果、シーズン中に調子を上げることができた。来年の北京五輪に絞って結果を狙うなら有効な方法だと思う。そのためにはW杯を何試合かスキップすることになり、日本チームとしての勇気が必要になる。

 W杯…

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