「日本人はメジャーに勝てない」 通説覆し、歴史作った松山英樹

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マスターズ・トーナメントを制し、歓声に応える松山英樹=オーガスタ・ナショナルGCで、AP
マスターズ・トーナメントを制し、歓声に応える松山英樹=オーガスタ・ナショナルGCで、AP

 沈みゆく西日を受けながら、松山はカップから拾い上げたウイニングボールをそっと、ズボンの右ポケットに収めた。派手なガッツポーズも雄たけびもなく、パトロン(観衆)の大きな拍手に軽く手を上げただけ。日本男子初のメジャー戴冠という歴史の扉は、静かな時の中でゆっくりと開かれた。

 4打差をつけて、単独首位からスタートした最終日。メジャーでの最終組は松山にとって未知の領域だった。「1番ティーに立った瞬間、すごく緊張した」。世界で戦い続けてきた松山も人の子だった。

 1番パー4で第1打を右の林に打ち込み、約8メートルのパーパットも外してボギー。だが、カップをかすめたパットに松山の表情がわずかに緩んだ。タッチも方向も狙い通り。決まらなかったが、十分な手応えを感じた一打だった。

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