世界遺産の大山古墳で倒木や埴輪の露出多数 18年台風で被害

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百舌鳥・古市古墳群の大山古墳=堺市で2019年6月撮影
百舌鳥・古市古墳群の大山古墳=堺市で2019年6月撮影

 近畿地方を中心に大きな被害をもたらした2018年の台風21号で、宮内庁が仁徳天皇陵として管理する国内最大の前方後円墳・大山古墳(堺市、5世紀中ごろ)に多数の倒木が発生し、墳頂などの埴輪(はにわ)が地中から露出する被害が生じていたことが13日、同庁への取材で明らかになった。

 大山古墳は19年に世界文化遺産に登録された大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」を構成する古墳の一つ。同庁は約1600点もの埴輪の破片を現地で回収した。被害は他の複数の陵墓でも発生し、同庁の担当者は「これだけの被害は過去に例がない。今回のことを教訓に、今後も陵墓の保全に努めたい」としている。

 同庁は19年10月、土を抱えるようにして根が起き上がった8カ所の倒木地点で調査を実施した。このうち墳頂など5カ所の地表で、埴輪の破片が露出しているのが多数確認された。

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