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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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「努力台無しにならないよう」処理水海洋放出で経産相が説明行脚

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東京電力福島第1原発の汚染処理水の海洋放出決定を受けて開かれた福島県漁連の野崎哲会長(右端)らとの面会を終え、近寄ってあいさつする梶山弘志経済産業相(左奥)=福島県いわき市で2021年4月13日午後3時59分、宮間俊樹撮影 拡大
東京電力福島第1原発の汚染処理水の海洋放出決定を受けて開かれた福島県漁連の野崎哲会長(右端)らとの面会を終え、近寄ってあいさつする梶山弘志経済産業相(左奥)=福島県いわき市で2021年4月13日午後3時59分、宮間俊樹撮影

 梶山弘志経済産業相は13日、福島県を訪れて地元関係者と面会し、福島第1原発の処理水の海洋放出方針への理解を求めた。

 梶山氏はまず、福島県庁を訪れて内堀雅雄知事と面会。「これまでの皆さんの復興に向けた努力が台無しにならないよう、政府が先頭に立って取り組む」と語った。内堀氏は「処理水の問題は福島県の復興にとって重く困難な課題だ。基本方針を精査し、改めて県としての意見を述べる」とだけ話した。会談はわずか5分あまりで終了し、内堀氏は面会後の取材には応じなかった。

 梶山氏は福島県いわき市内で県漁業協同組合連合会の野崎哲会長らと面会し、「海洋放出に反対されているのは承知しているが、必要な対策を講じていく」と述べた。野崎氏は「4月から漁の本格操業に向けて模索し始めたところで、これからという時の決定に困惑している」と非難。「この土地で漁業を続けていくということが、精いっぱいの抵抗だ」と語った。

 梶山氏は原発立地自治体の双葉町の伊沢史朗町長、大熊町の吉田淳町長にも面会した。吉田氏は面会後の取材に「積極的に海洋放出してほしいわけではないが、無限にためておけるわけではない。全ての人が良しとする方法はない」と苦しい胸中を明かした。【柿沼秀行、高橋隆輔、寺町六花】

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