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新型コロナ変異株、過度に恐れず 基本の予防策しっかり 日本感染症学会ワクチン委員長 西順一郎・鹿児島大教授

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新型コロナウイルスのワクチンを配送用の保冷ボックスに移し替える作業=大阪市内で2021年3月7日午前(代表撮影)
新型コロナウイルスのワクチンを配送用の保冷ボックスに移し替える作業=大阪市内で2021年3月7日午前(代表撮影)

 新型コロナウイルスの感染者数が各地で再び増加し、第4波の広がりが懸念されている。従来のウイルスよりも感染力が強いとも言われる変異株の影響も指摘される。いよいよ高齢者からワクチン接種が始まり、感染抑制への期待も高まる。でも、変異株やワクチンって、そもそも何なのか。日本感染症学会ワクチン委員会で委員長を務める鹿児島大学の西順一郎教授(61)に解説してもらった。

ワクチン接種後もマスクはつけて

 コロナが再び猛威を振るう中、大阪、兵庫、宮城3府県の計6市では5日から「まん延防止等重点措置」の適用が始まり、東京、京都、沖縄の3都府県の一部でも12日から適用された。

 そんな中で気になるのが変異株だ。国内では、特に英国由来の変異株が関西を中心に広がっている。国内での変異株は、南アフリカ、ブラジル、フィリピン由来の型や新たに見つかった由来不明のものもある。厚生労働省によると、4月6日時点で国内の変異株の累計患者数は886人に上る。

 西さんは「欧州ではすでに英国で見つかった型が主流です。日本でも変異株の割合は増えるでしょう」と見る。英国由来では、その感染力が従来型より3~7割も強いと言われている。感染者増への影響は否定できないが、西さんは、それよりも人々の行動が活発化している方が感染の広がりにつながっていると指摘する。「陽性者急増の原因を変異株だけに…

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