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二人六脚

本格的な犬の飼育をしたことのない筆者が保護犬イブとの生活を始めて丸3年。第2部は大田原市に赴任した1年間を振り返り、命を守り育てる意味を考えます。

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保護犬イブと暮らして 第2部/1 混合ワクチン接種 病気のリスク減、安心 /栃木

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二人六脚 保護犬イブと暮らして:混合ワクチン接種
二人六脚 保護犬イブと暮らして:混合ワクチン接種

これまでの経緯

 2017年12月、私たち夫婦は福島県白河市で飼い主から虐待を受けていた当時9歳の雄犬を家族の一員として迎え、名前を「イブ」と名づけた。しかし、自宅で飼っていた先住犬との相性が悪く、18年4月に私の単身赴任先だった同県会津若松市で一緒に暮らすことにした。

 イブは人間への警戒心からか、逃げ出した際に捕まえようとした私の両手首をかんで負傷させた。一方でフィラリア感染症や熱中症を患い、闘病を経験。他の犬とのトラブルや、実らない「淡い恋」など、喜怒哀楽を共にしてきた。私とイブとの悪戦苦闘に満ちた毎日が続く中、大田原市への異動が決定。20年4月、新任地での生活がスタートした。

 日差しが少し暖かくなってきた3月上旬。異動で福島県会津若松市から大田原市に引っ越して1年近く経過し、新しい生活にも慣れてきた。「よし、行こうか」。私の声に、イブはさっと起き出してしっぽを振って喜んだ。散歩に行く合図と思ったのだろう。しかし、この時は違った。混合ワクチンを接種するために、同県白河市にあるかかりつけの動物病院に行くのが目的だった。

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