新型コロナ アプリで検査証明、実証実験 渡航手続きスムーズに /千葉

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乗客のスマートフォンの画面をチェックする日本航空の地上旅客係員=成田空港で2021年4月5日、中村宰和撮影
乗客のスマートフォンの画面をチェックする日本航空の地上旅客係員=成田空港で2021年4月5日、中村宰和撮影

 国際線を運航する航空会社が新型コロナウイルスのPCR検査結果などをスマートフォンのアプリで確認できるデジタル証明書の実証実験を進めている。空港での搭乗や出入国の手続きなどで証明書を提示すればスムーズに進み、本格的な海外との往来再開を見据えて実用化を急ぐ。

 成田空港の日本航空の国際線チェックインカウンターで5日午後、シンガポールに向かう乗客が地上旅客係員にスマホの画面とパスポートを見せた。事前に受けたPCR検査の陰性の結果や検査日、検査機関や医師の名前などが表示され、係員は画面をスクロールさせて丁寧にチェックした。表示されるQRコードに検査結果などの情報が入っていて、専用のアプリで読み取る実験もあった。乗客は日航機に搭乗してシンガポールに深夜に到着し、空港でスマホのQRコードの画面を見せ、現地のスタッフが再び専用のアプリで読み取った。入国の要件を満たしていることがすぐに確認され、緑の文字で「accept(同意)」との表示が出た。

 このアプリは、スイスの非営利組織が世界経済フォーラムと連携して推進する「コモンパス」で、国内の事務局は国際文化会館(東京)に置かれる。実証実験のため、同会館の職員が乗客になり、特別に日本とシンガポール間を往復した。羽田空港では全日空が3月29日に、日航は4月2日に実験をした。

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