本屋大賞の町田そのこさん 郷里・福岡で書き続ける思い

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2021年本屋大賞を受賞し、笑顔を見せる町田そのこさん=東京都千代田区で2021年4月14日午後3時37分、小川昌宏撮影
2021年本屋大賞を受賞し、笑顔を見せる町田そのこさん=東京都千代田区で2021年4月14日午後3時37分、小川昌宏撮影

 「52ヘルツのクジラたち」(中央公論新社)で本屋大賞を受賞した町田そのこさんは福岡県京都(みやこ)郡在住。九州を拠点に据える作家として、初めて同賞を射止めた。

 記者は2020年8月、福岡市内の喫茶店で町田さんを取材したことがある。作家ぶったところは一切なく、明るくハキハキと質問に答えてくれた。いい意味で素人らしく、初々しい雰囲気をまとった人だと思った。

 福岡県内で生まれ育ち、書き続けている。地方で執筆することに不自由を感じたことはない。「52ヘルツ~」は主人公の女性が東京から<大分県の小さな海辺の町にひとりで越してきた>場面から始まる物語。切なさが際立つ。北九州市小倉北区にあるチャチャタウンの赤い観覧車も重要なシンボルとして登場する。

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