小学生時代の「支え」にお礼を言いたくて 町田そのこさんの原点

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2021年本屋大賞を受賞し、笑顔を見せる町田そのこさん=東京都千代田区で2021年4月14日午後3時34分、小川昌宏撮影
2021年本屋大賞を受賞し、笑顔を見せる町田そのこさん=東京都千代田区で2021年4月14日午後3時34分、小川昌宏撮影

 2021年本屋大賞(同賞実行委員会主催)に、町田そのこさん(41)の「52ヘルツのクジラたち」(中央公論新社)が決まった。14日に東京都内で発表された。

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 「本当に私の力ではないと思っています」。言葉につまりながらも、トロフィーを手に書店員や読者への感謝を繰り返した。過去の受賞者に数々の人気作家が名を連ねる本屋大賞を、自身初の長編小説でつかんだ。

 受賞作は、亡くなった祖母が暮らした大分県の家に東京から引っ越してきた主人公の女性が、母親に「ムシ」と呼ばれて育った少年と出会う物語だ。それぞれ孤独を抱える主人公と少年を描きながら、児童虐待と向き合った。「ファンタジーみたいな結末には絶対にするまいと思って…

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