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認知症と診断 蛭子能収さん(73)に会いに行く 生きていれば面白いことが

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 漫画家の蛭子能収さん(73)が認知症になったという。蛭子さんといえば、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)で俳優の太川陽介さんとの絶妙な掛け合いで人気を博し、多くの人には漫画家というよりタレントとして知られる存在だろう。テレビでの気取らず自然体で、とぼけたような雰囲気は健在なのか、ご本人に会いに行った。

 暖かな4月の昼下がり、「アップルパイが好き」という情報を聞きつけ、お土産に持参すると、笑顔の蛭子さんがカラフルなシャツにジャケット姿で登場した。よく見ると、シャツはリンゴ柄。テレビ越しで見た身なりを気にしないような様子とは異なり、おしゃれなのである。「とにかく働かないとお金が入ってこないから、仕事を続けないと駄目だとは肝に銘じています」。今も仕事は基本的には断らないそうで、意外とお元気な様子に、まずは安心した。

 2020年7月に放送された健康バラエティー番組の中で、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症を併発している可能性が高いと診断された。アルツハイマー型は、物忘れや時間、場所が分からなくなることなどが特徴だ。「もともと蛭子さんは、番組の共演者の名前を覚えるのが苦手。『きょう何曜日だっけ』とか、忘れっぽいところがあり、認知症かどうかは分かりにくいところはありました」とは、17年間連れ添うマネジャーの森永真志さんである。

 一方、幻視が特徴なのがレビー小体型である。蛭子さんの場合、こちらの症状の方が強いと診断された。実際に「デパートの売り場で電車が走っているのが見えた」など、幻視もあったという。最近は定期的な通院のおかげもあり、比較的症状は落ち着いているそうだ。ただ、波がある…

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