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二人六脚

本格的な犬の飼育をしたことのない筆者が保護犬イブとの生活を始めて丸3年。第2部は大田原市に赴任した1年間を振り返り、命を守り育てる意味を考えます。

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保護犬イブと暮らして 第2部/2 危険な食べ物 突然の異変、原因は・・・ 正しい知識の必要性痛感 /栃木

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イブが飲んでいた下痢止めの薬と整腸剤=栃木県大田原市で2021年4月13日、湯浅聖一撮影
イブが飲んでいた下痢止めの薬と整腸剤=栃木県大田原市で2021年4月13日、湯浅聖一撮影

 それは初夏を迎えた2020年7月上旬の出来事だった。

 イブは夜の散歩を終えて晩ご飯を済ませると、大抵は朝まで寝ていることが多い。だが、その日は珍しく落ち着きがなかった。トイレはいつも散歩時にしているので、「外に行きたい」というイブのわがままかと思い、「だめ」と言い聞かせて床に就いた。

 夜中、ごそごそと動く音に目が覚めた。イブが横で何かを催促している。私が「どうした?」と聞くと、イブは「クーン、クーン」と鳴いて室内を走り回りだした。外へ連れて出たら、嘔吐(おうと)と下痢をした。我慢していたのだろう。朝方までに3回繰り返した。

 原因は福島県会津若松市にいた時に診断されたこともある熱中症かと思ったが、その日は湿度が多少高かったものの、室温は20度程度だったので考えにくい。一方、イブはいつも通り散歩に行く元気も食欲もあり、全く見当が付かなかった。しばらく様子を見ていたが下痢が治まる気配はなく、仕事を早めに切り上げて大田原市内の動物病院へ向かった。

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