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商都の行方

山陰有数の商業都市・米子。伊木隆司市長は「山陰の大阪」をどうかじ取りしていくのか。伊木市政2期目の課題を探ります。

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米子・伊木市政2期目の課題/下 南北問題 自由通路、格差是正へ /鳥取

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南北自由通路などが計画されているJR米子駅。奥には南側の街並みが広がる=2021年3月31日、柴崎達矢撮影
南北自由通路などが計画されているJR米子駅。奥には南側の街並みが広がる=2021年3月31日、柴崎達矢撮影

 JR山陰線・米子駅近くで3月6日、「米子駅南北自由通路等整備事業」の安全祈願祭が開かれた。歩行者が自由に往来できる立体通路。それが自由通路だ。駅と線路で南北に分断された市街地をつなぐ「架け橋」は2年後の完成を目指す。

 米子駅周辺整備については1996年、県と市が計画調査報告書を作成。そこでは南北をつなぐための方策として自由通路も選択肢に入れられていた。98年に市が作成した基本構想では、自由通路を中心に検討することになった。その後自由通路が前提となっていき、市は2015年、事業に着手した。

 南口広場建設費用やJRに支払う分も含め、事業費は15~22年度で約60億円に及ぶ。17年の前回市長選では自由通路の是非が争点の一つとなった。15年以降に3回開かれたパブリックコメントでは、市民側から巨額の支出を理由にした反対意見も出された。16年に地元自治会から出された要望書では、「(歩行者だけでなく)自転車を押して通れるようにしてほしい」との意見が出され、後に計画に盛り込まれた。

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