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「障害者スポーツ」がなくなる? パラリンピック前の大転換

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東京パラリンピックのPRイベントでマスコットのソメイティと声を上げる卓球の岩渕幸洋(左端)、陸上競技の辻沙絵(左から2人目)、室伏広治スポーツ庁長官(右端)=東京都中央区で、小川昌宏撮影
東京パラリンピックのPRイベントでマスコットのソメイティと声を上げる卓球の岩渕幸洋(左端)、陸上競技の辻沙絵(左から2人目)、室伏広治スポーツ庁長官(右端)=東京都中央区で、小川昌宏撮影

 「障害者スポーツ」から「障がい者スポーツ」、そして「パラスポーツ」へ――。障害者スポーツを統括する日本障がい者スポーツ協会は今夏の東京パラリンピックを前に、呼称を「パラスポーツ」に統一する。知名度が高いパラリンピックの名を冠して普及を加速させる考えだが、パラリンピック競技以外の関係者からは懸念する声も聞かれる。【岩壁峻、真下信幸】

 呼称の統一は、協会が3月の理事会で承認した強化、普及の長期戦略計画(2030年ビジョン)に盛り込まれた。高橋秀文常務理事は「『障がい者スポーツ』では障害者特有のものと考えられがち。それでは一般の方へ広がらない」と説明した。

 障害者の「害」の字にネガティブなイメージがあることから、協会は14年、名称を「日本障害者スポーツ協会」から変更し、スポーツの呼び名としても「障がい者スポーツ」を使用している。一方、「パラ」は英語で「もう一つの」を意味する「パラレル」から。パラリンピックは下半身まひを意味する「パラプレジア」を語源とし、1964年東京大会から使われていたが、次第にパラレルと解釈されるようになり、今回の呼称統一でもその表現を採用している。

 背景にあるのが、障害者スポーツを取り巻く関心度の低さだ。東京都が3000人を対象にした調査(17年)では、障害者スポーツに「関心がある」と答えたのは全体の…

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