人形浄瑠璃文楽 人間国宝、吉田簑助さん引退へ

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
襲名披露公演の「勘助住家の段」で勘助の母を遣う吉田簑助さん=大阪市中央区の国立文楽劇場で2018年4月12日、菅知美撮影
襲名披露公演の「勘助住家の段」で勘助の母を遣う吉田簑助さん=大阪市中央区の国立文楽劇場で2018年4月12日、菅知美撮影

 文楽協会は15日、人形浄瑠璃文楽の人形遣いで人間国宝の吉田簑助(みのすけ)さん(87)が、国立文楽劇場(大阪市中央区)で開催中の4月文楽公演の千秋楽(25日)で引退すると発表した。簑助さんは協会を通じて「人形遣いの道を歩み始めて今年で丸81年。人形遣いとして持てる力のすべてを出し尽くしました」とのコメントを発表した。

 1942年、桐竹紋二郎を名乗り、翌年に「絵本太功記」で初役を遣った。61年、三代目吉田簑助を襲名。「曽根崎心中」のお初のような世話物の遊女から、「義経千本桜」の静御前など時代物における気品ある役など文楽の女形のほぼすべての役を手がけ、華やかで情感のある芸で観客を魅了してきた。故・初代吉田玉男の遣う徳兵衛とのコンビで簑助さんがお初を遣った「曽根崎心中」は、名舞台として知られた。94年に重要無形文化…

この記事は有料記事です。

残り91文字(全文451文字)

あわせて読みたい

注目の特集