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学術会議任命拒否

日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅首相が任命しなかった。極めて異例の事態の背景や問題点を追います。

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井上科技相「自民の意見、尊重するよう要請」 学術会議改革巡り

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日本学術会議のあり方について意見交換する塩谷立・元文部科学相(左)と井上信治・科学技術担当相=東京都千代田区霞が関3の中央合同庁舎4号館で2021年4月16日、池田知広撮影 拡大
日本学術会議のあり方について意見交換する塩谷立・元文部科学相(左)と井上信治・科学技術担当相=東京都千代田区霞が関3の中央合同庁舎4号館で2021年4月16日、池田知広撮影

 日本学術会議のあり方を検討する自民党プロジェクトチーム(PT)座長の塩谷立・元文部科学相らが16日、井上信治・科学技術担当相と会談した。学術会議がまとめようとしている組織改革の報告書について「現状維持のように見える。改革するつもりがあるのか」などと批判的な意見を伝え、井上氏は「自民党の意見を学術会議側にもしっかり尊重してもらうようにお願いしたい」と応じた。

 学術会議は今月8日、「(国の機関である)現行の設置形態から変える積極的理由を見いだすことは困難」という報告書の素案を公表。井上氏は学術会議から素案を受け取った際に「最大限尊重したい」と話していた。塩谷氏らとの会談後、井上氏は「学術会議と与党・自民党の両方を尊重しなければいけない。(両者が)相当、乖離(かいり)しているのは事実。どのような答えを見いだすかよく考えていかなければならない」と述べた。

 自民党PTは昨年末、学術会議の設置形態について、国から独立するよう提言。学術会議の素案に対し、塩谷氏らは「自分たちの居場所だけを確保しようとの考え方だ」などと反発していた。

 学術会議は21日から始まる総会で報告書を決定する。自民党PTも改めて意見集約し、改革に反映するよう井上氏に要望するという。【池田知広】

【学術会議任命拒否】

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