トリチウムの「ゆるキャラ」修正し公開へ 平沢復興相

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東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出決定を受け、復興庁が発表したチラシに登場するトリチウムのキャラクター=復興庁ホームページより 拡大
東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出決定を受け、復興庁が発表したチラシに登場するトリチウムのキャラクター=復興庁ホームページより

 東京電力福島第1原発の処理水に含まれる放射性物質トリチウムの安全性をアピールする復興庁のチラシと動画に批判が相次ぎホームページ上の公開を取りやめたことについて、平沢勝栄復興相は16日の閣議後会見で「非常に分かりやすくていいという声も、ゆるキャラらしきものを使って表現するのはいいのかという声もあった。そういう方の気持ちに沿って解決できないかと思う」と話し、修正した上で公開する意向を示した。

 チラシと動画は同じ内容で、処理水を海に流す方針を政府が決めた13日に公開したところ、「ゆるキャラ」のようなかわいらしいキャラクターでトリチウムが海水や人体に存在することや体内に入っても蓄積されず水とともに排出されると説明したことに対して、ネット交流サービス(SNS)などで「無神経だ」「イメージ操作」などの批判が相次いだ。

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平沢勝栄復興相

 平沢氏はチラシを最初に見た印象について「非常にわかりやすいと思った。事実関係に間違いはないと。あとはお任せしていた。(処理水の)海洋放出に反対の方からはキャラクターに関係なくおそらく批判は出るだろうとは思った」と話した。

 同庁によると、チラシと動画は昨年度3億700万円で電通に発注した「放射線等に関する情報発信事業」の一環で、数百万円かけて作成された。修正に伴う費用について、平沢氏は「追加費用は当然発生すると思うが、そんなに高額ではないと思う」と述べた。【関谷俊介】

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