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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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年内に処理水の風評被害対策を策定へ 福島知事も要請 初会合

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東京電力福島第1原発の処理水を海に流すことに伴う風評被害対策などを検討する関係閣僚会議で内堀雅雄・福島県知事(手前)の発言を聞く(左奥から2人目から)梶山弘志経済産業相、加藤勝信官房長官、平沢勝栄復興相、萩生田光一文部科学相=首相官邸で2021年4月16日午前8時2分、丸山博撮影 拡大
東京電力福島第1原発の処理水を海に流すことに伴う風評被害対策などを検討する関係閣僚会議で内堀雅雄・福島県知事(手前)の発言を聞く(左奥から2人目から)梶山弘志経済産業相、加藤勝信官房長官、平沢勝栄復興相、萩生田光一文部科学相=首相官邸で2021年4月16日午前8時2分、丸山博撮影

 政府は16日、東京電力福島第1原発の処理水を海に流すことに伴う風評被害対策などを検討する関係閣僚会議(議長・加藤勝信官房長官)の初会合を首相官邸で開いた。作業部会を設置して漁業や観光などの関係者に意見を聞き、年内に必要な追加対策をまとめることを決めた。

 処理水を実際に海に流すのは約2年後の見通し。会合では、新たに設置する作業部会で5月以降、自治体や漁業など関係する業界の意見を複数回にわたって聞くことを確認した。その上で、今夏ごろに2回目の閣僚会議を開き、必要な対策について中間のとりまとめをする。

関係閣僚会議の終了後、記者の質問に答える内堀雅雄・福島県知事=首相官邸で2021年4月16日午前8時14分、丸山博撮影 拡大
関係閣僚会議の終了後、記者の質問に答える内堀雅雄・福島県知事=首相官邸で2021年4月16日午前8時14分、丸山博撮影

 初会合には福島県の内堀雅雄知事も出席。「県民が積み重ねてきた復興や風評払拭(ふっしょく)への努力を後退させないよう、国が前面に立ち万全の対策を講じるよう強く求める」と述べ、正確な情報発信や、農林水産業や観光業への支援、不祥事続きの東電に抜本的な改革を迫るよう要請した。加藤官房長官は「今からスピード感のある対策を積極的に講じていくことが必要不可欠」と話した。

 政府が13日に決めた処理水の処分方針では、海洋放出に伴い風評被害が起きた場合に東電が賠償するほか、政府や関係団体などが農林水産物の販路拡大や観光客誘致などを支援することにしていた。【岡田英】

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