特集

熊本地震

2016年4月14日と16日に発生した熊本地震。最大震度7の激震に2度襲われ、熊本、大分両県で関連死を含めて275人が亡くなった。

特集一覧

熊本地震5年

飼育舎損壊にデマ、そしてコロナ… 子供の学びこそ使命 熊本市動植物園

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
熊本地震直前に生まれたミミナガヤギを見つめる熊本市動植物園副園長の松本充史さん=熊本市東区で2021年4月16日午後4時21分、城島勇人撮影
熊本地震直前に生まれたミミナガヤギを見つめる熊本市動植物園副園長の松本充史さん=熊本市東区で2021年4月16日午後4時21分、城島勇人撮影

 2016年4月の熊本地震では、熊本市動植物園(東区)も飼育舎が損壊し地割れが起きるなど大きな被害を受けた。動物の命をつなぐ水の喪失やSNSで流布された「猛獣が逃げ出した」とのデマ、営業再開後の新型コロナウイルスの感染拡大による来園者減……。いくつもの困難に直面してきた動植物園がこの5年で気づいた役割とは――。

 2016年4月14日夜、副園長の松本充史(あつし)さん(48)は園内の動物病院で約2週間前に未熟な状態で生まれたばかりのミミナガヤギの赤ちゃんにミルクを飲ませていた。震度6弱の突然の揺れに襲われたのは午後9時26分。松本さんは子ヤギを抱え急いで屋外に逃げようとしたが、立っていられず2階の踊り場にうずくまった。何とか外に出ると、真っ暗闇の中、異常を示すランプがあちこちで点灯。地下の給水管は壊れ、地…

この記事は有料記事です。

残り1227文字(全文1583文字)

【熊本地震】

時系列で見る

あわせて読みたい

注目の特集