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二人六脚

本格的な犬の飼育をしたことのない筆者が保護犬イブとの生活を始めて丸3年。第2部は大田原市に赴任した1年間を振り返り、命を守り育てる意味を考えます。

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保護犬イブと暮らして 第2部/4 友達 めげずに挑戦、何度でも あいさつで一進一退の「攻防」 /栃木

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猫にも近づいてあいさつしようとするイブ=栃木県大田原市で2020年8月29日、湯浅聖一撮影
猫にも近づいてあいさつしようとするイブ=栃木県大田原市で2020年8月29日、湯浅聖一撮影

 犬にとって人間の数千~1億倍はあるとされる嗅覚は、さまざまな情報を得る重要な器官である。他犬のマーキング(小便によるにおい付け)からは、その犬の年齢や性別、発情と病気の有無、体格などが分かるとされるほどで、生きていく上で大切な能力と言える。

 犬同士のあいさつも同じ。鼻を突き合わせたり、尻のにおいをかぎ合ったりすることで、相性の良しあしや性格など相手を知るためのコミュニケーション手段の一つにしている。実は犬の尻には肛門線という分泌組織があり、犬によってにおいが異なる。人間界の名刺や名札のようなもので、互いに確認し合って自己紹介しているという。

 ただし、尻のにおいをかいであいさつができるのは、いろんな刺激に慣れた「社会化」した犬に限る。怖がりだったり、闘争心が強かったりする犬はほえて難しい。

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