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コロナ 封鎖解除1年 武漢、中国の光と影 GDP急回復、本物なのか

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大勢の買い物客でにぎわう江漢路=中国湖北省武漢で2021年4月8日午後6時41分、小倉祥徳撮影
大勢の買い物客でにぎわう江漢路=中国湖北省武漢で2021年4月8日午後6時41分、小倉祥徳撮影

すし詰めの街、車フル生産 郊外はシャッター

 この回復は本物なのだろうか。16日に発表された2021年1~3月期の国内総生産(GDP)が、2ケタ成長を記録した中国経済のことだ。新型コロナウイルス禍が直撃してマイナス成長となった前年同期の反動もあるだけに、評価は簡単ではない。現場で実態を探るため、世界で初めて集団感染が確認された地である湖北省武漢市内を記者は歩いた。そこで見えてきたのは、中国経済の「光と影」だった。【武漢で小倉祥徳】

 4月8日の午後6時半。新型コロナに伴う「都市封鎖」措置が解除されてちょうど1年が経過したこの日、記者は武漢市中心部の漢口地区にあるショッピング街「江漢路歩行街」に足を踏み入れた。地下鉄駅を出たとたんに、雑踏特有のざわめきが耳に飛び込んでくる。国内外のアパレル店や飲食店が建ち並ぶ1キロあまりの目抜き通りは、平日にもかかわらず親子連れや若者であふれかえっていた。

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