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二人六脚

本格的な犬の飼育をしたことのない筆者が保護犬イブとの生活を始めて丸3年。第2部は大田原市に赴任した1年間を振り返り、命を守り育てる意味を考えます。

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二人六脚

保護犬イブと暮らして 第2部/5止 ストレス 飼育は「子育てと一緒」 信頼関係構築に向け模索 /栃木

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「家に帰りたくない」と子供のように駄々をこねて抵抗するイブ=栃木県大田原市で2021年3月12日、湯浅聖一撮影
「家に帰りたくない」と子供のように駄々をこねて抵抗するイブ=栃木県大田原市で2021年3月12日、湯浅聖一撮影

 「何回言ったら分かるの。紙なんか食べたらダメでしょっ」

 私にしては珍しく声を荒らげてイブに怒った。通信部に届いた郵便物を食べてしまったからだ。1度だけでなく2度も。叱ると反抗してかみつこうとしたので、かっとなってしまった。高ぶった感情は抑えられず、近くにあった新聞紙を床にたたきつけた。驚くイブ。私は頭を冷やそうと外に出て車内で1時間ほど過ごした。大田原市での生活にも慣れ始めた2020年8月のことだった。

 普段はおとなしくて優しいイブだが、一方で頑固な一面を併せ持ち、私の頭を悩ませる時がある。

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