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リニアの行方

リニア中央新幹線静岡工区を巡る、静岡県とJR東海のさまざまな動きを詳報します。

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「突発湧水、管理は困難」 JR、県外流出不可避に 国交省・第11回有識者会議 /静岡

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JR東海が突発湧水の発生状況を示した図=2021年4月17日、山田英之撮影
JR東海が突発湧水の発生状況を示した図=2021年4月17日、山田英之撮影

 未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、国土交通省の第11回有識者会議(座長、福岡捷二・中央大研究開発機構教授)が17日、東京都内で開かれた。JR東海は掘削でトンネル内に大量に出る突発湧水(ゆうすい)について「管理することは困難」と説明。山梨県境付近での発生を想定し、作業員の安全を確保した工法で掘削する必要があるため、湧水の県外流出は避けられなくなっている。【山田英之】

 JR東海は突発湧水によって水没する危険を防ぐため、標高の低い山梨県側から上向きに掘削する方針を改めて示した。

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