山極寿一さん、地球研所長に 「科学の立場で政治に物申す」

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山極寿一・京都大前学長=大阪府吹田市で2020年11月14日、木葉健二撮影
山極寿一・京都大前学長=大阪府吹田市で2020年11月14日、木葉健二撮影

 京都大の学長を退任した山極寿一さん(69)=京都市北区=が、総合地球環境学研究所(京都市北区)の第4代所長にこの春、就任した。日本を代表する総合大学の運営から一転、人類が直面する課題に取り組む研究機関のかじ取りを担う。「人間の文化はさまざまな形で環境問題に関わっている。これからは『文化』に焦点を当てて環境問題を考えていきたい」と意気込みを語る。

 ゴリラ社会を対象に人類の起源を探る研究で知られる。30年以上、アフリカの密林でその生態を追いかけてきた。ところが、「ゴリラのように泰然自若」を信条とする人望の厚さゆえか、2014年に京大学長、17年には国立大学協会長と日本学術会議会長に選出された。前例のない三つの要職を兼任し、日本の学問全体を考えることに追われる日々に。20年9月までにようやく全ての重責を終えた。

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