壁に無数の銃撃跡 戦争の爪痕が残る変電所、8月に全面公開へ

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米軍による銃撃跡が残る旧日立航空機立川工場変電所=東大和市で2019年8月、丸山博撮影
米軍による銃撃跡が残る旧日立航空機立川工場変電所=東大和市で2019年8月、丸山博撮影

 東京都東大和市は、壁面に第二次世界大戦中の無数の銃撃跡が残っている戦災建造物「旧日立航空機立川工場変電所」(同市桜が丘2)の保存・改修をして、8月に公開を再開する予定だ。これまで見学できなかった2階も含めて変電所を初めて全面公開する。【青島顕】

 市によると、1938年に建設された工場は軍用機のエンジンを生産した。戦争末期の45年2~4月に3回の米軍機の爆撃で約8割の施設が壊滅し、111人が死亡したとされる。

 工場敷地北西にあった鉄筋コンクリート造り2階建ての変電所は、高圧電線で送られてきた電気を減圧し、工場内に送っていた。空襲により、無数の銃弾や爆弾を撃ち込まれて窓枠や扉が吹き飛び、外壁に多数のクレーター状の穴が開いた。

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