余ったワクチンどうする? 悩む自治体「優先順位、国が指針を」
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新型コロナウイルスワクチンの高齢者に対する優先接種が始まるなか、余ったワクチンの廃棄事例が各地の自治体で相次ぐ。ワクチンは開封後、すぐに使わないといけないが、接種を予約した人がキャンセルする場合があるためだ。河野太郎・行政改革担当相は「廃棄せずに打って」と現場で新たな接種対象者を見つけるよう求めるものの、自治体からは「どう優先順位をつければいいのか」と悩みも漏れる。
京都市は12日から、高齢者施設の入所者や職員を対象にワクチンの接種を開始した。だが、12、13両日、計3回分のワクチンを廃棄していた。
市医療衛生企画課によると、12日は入所者と職員計40人の接種を予定していたものの、職員2人が勤務シフトにより受けられなくなり、2回分を捨てた。13日は元々、1回分は余る計画にしており、廃棄は同課も了承していた。同課は「認識が甘かった」と釈明している。
「キャンセル連絡は早めに」呼び掛け
85歳以上を対象に集団接種を始めた大津市は12~17日に7回分のワクチンが余った。接種対象者は事前に予約するシステムだが、キャンセルがあったためだ。
市は当初からキャンセルを想定。ワクチンが余った場合、接種会場にいる医療従事者で希望する人に接種すると決めていた。これに従い、7回のうち6回は医師1人と薬剤師5人に受けてもらった。しかし、初日の1回分は廃棄した。その場にいた医師も看護師も既に接種を済ませており、薬剤師が候補になるはずだったが、…
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