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長野県で活躍する「あの人」にインタビュー。活動のきっかけや苦労、展望を聞きました。

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長野県歴史教育者協議会会長・佐藤喜久雄さん(74)=松本市 義勇軍の事実、伝えたい /長野

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県歴史教育者協議会会長の佐藤喜久雄さん=長野県松本市で2021年4月8日、武田博仁撮影
県歴史教育者協議会会長の佐藤喜久雄さん=長野県松本市で2021年4月8日、武田博仁撮影

 戦時中、旧満州(現中国東北部)に送られた「満蒙開拓青少年義勇軍」について考えるシンポジウムを毎年開催してきた実行委員会で、中心人物の一人として携わってきた。「義勇軍送り出しに教育が深く関わったことを重視してきた」と振り返る。

 国は1938~45年、青少年義勇軍として徴兵前の15~18歳の若者を旧満州に送った。全国約8万6000人のうち、県内から最多の約6800人が送られ、旧ソ連の侵攻などで約1500人が犠牲になったとされる。旧満州に駐留した日本の関東軍を補完する役割があり、10代の若者が銃を手にして陣地を守ったという。

 2010~20年に11回開いたシンポでは、「満州行きを先生が熱心に勧めた」(義勇軍体験者)▽「送った教え子が帰らず、今も後悔している」「国にだまされ、教え子をだましてしまった」(元教員)――などの証言があり、義勇軍の実態が浮かび上がってきた。

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