乱戦・中国EV、抜け出すのは IT、格安…上海モーターショー

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中国のインターネット検索大手、百度の自動運転技術を活用したイメージ車=上海市内で2021年4月19日午前10時4分、小倉祥徳撮影
中国のインターネット検索大手、百度の自動運転技術を活用したイメージ車=上海市内で2021年4月19日午前10時4分、小倉祥徳撮影

 世界最大市場の「勝者」を占う自動車見本市、上海モーターショーが19日、開幕した。国内外の約1000社が参加し、電気自動車(EV)などの新モデルを披露。新型コロナウイルス禍の中でも勢いを保つ中国市場を映す活況ぶりを見せている。近年は、IT系など異業種参入も相次ぎ、変化が激しい中国市場。会場内を歩くと、乱戦模様の一端を目の当たりにすることができた。【小倉祥徳(上海)、杉山雄飛】

政府後押し、新エネ車10%増

 「EVの商品力はガソリン車に完勝するだろう」。主要メーカーが集まる一角に設けられた中国EV専業大手・比亜迪(BYD)のブース。王伝福会長が力強く宣言した後、重低音の利いた派手な音楽が流れ、小型EVやスポーツタイプ多目的車(SUV)型EVの新モデルがステージ上に次々と登場した。

 十字形に分かれた2階建ての会場はとにかく広い。主催者によると出展面積は36万平方メートルと東京ドームの約8個分。記者は日本でトヨタ自動車を担当した2017年当時に東京モーターショーを取材した経験があるが、その3~4倍はある印象だ。あちこちで目についたのは、やはりEVだった。

 なぜ各社がそこまで注力するのだろうか。答えは簡単だ。…

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