米国で増えるアジア系へのヘイト犯罪 襲われた日本人教諭の心の傷は
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顔に強い衝撃を感じた瞬間に気を失い、路上に倒れ込んだ。知らない男に殴られて重傷を負い、ひどい後遺症に悩まされている。新型コロナウイルスの流行以降、米国で急増するアジア系住民へのヘイトクライム(憎悪犯罪)。被害に遭った日本人女性が、オンラインで毎日新聞のインタビューに応じた。理不尽な暴力の犠牲になり、何を思うのか。
2月25日午後9時半ごろ、西部シアトルのチャイナタウンでパートナーの白人男性と落ち合った直後のことだった。現地の公立高校の日本語教師、那須紀子さん(44)は、近づいてきた男に突然、石とみられる硬い物が入った靴下で顔面を強打された。鼻とほおの骨が折れ、歯も2本欠けた。「最初は何が起きたのか分かりませんでしたが、…
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