米国で増えるアジア系へのヘイト犯罪 襲われた日本人教諭の心の傷は

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
事件前の那須紀子さんは登山などが趣味で活発に活動していた=米西部オレゴン州で2019年8月(那須さん提供)
事件前の那須紀子さんは登山などが趣味で活発に活動していた=米西部オレゴン州で2019年8月(那須さん提供)

 顔に強い衝撃を感じた瞬間に気を失い、路上に倒れ込んだ。知らない男に殴られて重傷を負い、ひどい後遺症に悩まされている。新型コロナウイルスの流行以降、米国で急増するアジア系住民へのヘイトクライム(憎悪犯罪)。被害に遭った日本人女性が、オンラインで毎日新聞のインタビューに応じた。理不尽な暴力の犠牲になり、何を思うのか。

 2月25日午後9時半ごろ、西部シアトルのチャイナタウンでパートナーの白人男性と落ち合った直後のことだった。現地の公立高校の日本語教師、那須紀子さん(44)は、近づいてきた男に突然、石とみられる硬い物が入った靴下で顔面を強打された。鼻とほおの骨が折れ、歯も2本欠けた。「最初は何が起きたのか分かりませんでしたが、…

この記事は有料記事です。

残り1944文字(全文2258文字)

あわせて読みたい

注目の特集