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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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砂上の原発防災

車の放射性物質検査機材、内閣府が共用検討 道路寸断時は運搬困難

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島根県の原子力防災訓練で、車に放射性物質が付いていないか検査する手順を確認する参加者ら=同県安来市で2020年10月、目野創撮影
島根県の原子力防災訓練で、車に放射性物質が付いていないか検査する手順を確認する参加者ら=同県安来市で2020年10月、目野創撮影

 原発事故が起きた際、避難する車が放射性物質で汚染されていないかを調べる検査に関して、政府が検査会場の設営に必要な資機材を、関係道府県で共用してもらうことを検討している。内閣府への取材で判明した。道府県ごとに必要な分を、あらかじめ準備できないためだという。事故時に他の道府県頼みでは検査会場の設営に支障が出かねず、原発避難の実効性に疑問の声が上がっている。

国「課題はこれから検討」

 各原発で策定が進む広域避難計画では、事故で原発30キロ圏内の住民はまず、自宅などにとどまる「屋内退避」になる。ただし、原発から広がった放射性物質の空間放射線量などにより、自家用車や道府県が準備するバスで避難する。

 汚染された車が避難先に放射性物質を持ち込まない対策として、各道府県は避難経路の途中に検査会場を複数設けることになっている。会場では原則、車に2列に並んでもらい、順次検査していく。

 広域避難計画の策定を支援している内閣府は…

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