豚熱で殺処分の子豚が暴れ 県職員に注射針が刺さる 栃木

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作業にあたる陸自隊員ら=栃木県提供 拡大
作業にあたる陸自隊員ら=栃木県提供

 栃木県那須塩原市の養豚場で飼育している豚に豚熱(CSF)の感染が確認された問題で、県は19日、殺処分に当たっていた男性県職員の足に処分に使う消毒薬の入った注射針が刺さったと発表した。職員は近くの病院に救急搬送され入院したが、命に別条はないという。

 県によると、職員は18日午後8時50分ごろ、獣医師が注射するために子豚を押さえていたところ、子豚が暴れ、注射針が誤って職員の左太もも内側に刺さったという。

 県は事故を受け、消毒薬による殺処分を中止し、他の方法で進めている。県は「防疫作業マニュアルを再度点検し、再発防止を徹底する」としている。

 殺処分は豚熱が発生した二つの養豚場の計3万7000頭が対象。2018年に岐阜県で26年ぶりに感染を確認して以来、一度に殺処分する頭数としては国内最多となる。

 作業は17日夜から始まり、19日午後4時現在で6784頭(18・3%)を処分した。同日正午現在で県職員や自衛隊員ら延べ1448人が殺処分や消毒作業をした。一連の作業は5月14日ごろまでかかる見通し。【御園生枝里】

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