プロ野球に110人、独立リーグ出身選手 共通項は「熱い気持ち」

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
 楽天戦でプロ初先発した西武・上間=メットライフドーム
 楽天戦でプロ初先発した西武・上間=メットライフドーム

 今、プロ野球で一大勢力となっているのが野球の独立リーグ出身の選手たちだ。独立リーグは2005年に四国アイランドリーグ(11年から四国アイランドリーグplus)が国内1号として誕生して以降、各地に広がり、これまで約110人の選手を日本野球機構(NPB)の各球団に送り込んでいる。独立出身選手に共通するのは「熱い気持ち」。その源流を追った。

 期待の右腕が上々のデビューを果たした。4月8日、西武の2年目、上間永遠投手(20)が楽天戦で1軍初先発。微妙に変化する球をいかし、プロ初登板とは思えない堂々のマウンドさばきを披露した。六回途中4失点で負け投手となったものの、辻監督は「素晴らしい闘志で、また使えるなという感じがした」。西口投手コーチも「十分勝てる投手だと思う。合格ですよ!」と太鼓判を押した。

 上間は20年にドラフト7位で入団。大分・柳ケ浦高時代に甲子園出場経験はなく、全国的には無名な存在だった。成長するきっかけとなったのが独立リーグ。高卒で四国アイランドリーグplus徳島に進み、今の投球の柱となるシンカーやカットボールをマスターした。1年でプロへの切符をつかみ取り、「(独立の選手は)みんなレベルが高いと感じた。スカウトの方はもっと(独立を)見に行ってほしい」と話す。

 07年に関東圏中心のBCリーグがスタートすると、独立出身のプロ野球選手が増え始めた。今季の開幕1軍入りは11人。07年に四国アイランドリーグ高知からロッテに入り、2度首位打者に輝いた角中勝也外野手(33)や、巨人で「切り札」として起用されている四国アイランドリーグplus徳島出身の増田大輝内野手(27)、日本ハムで今季支配下登録を勝ち取ったBCリーグ新潟出身、長谷川凌汰投手(25)らが名を連ねた。独立はプロへの「人材の供給源」として定着した感がある。

 「独立リーガー」の共通項は「熱い気持ちを持っていること」と強調するのは、独立を中心にスカウティングを担当している西武の鈴木敬洋さんだ。…

この記事は有料記事です。

残り1675文字(全文2511文字)

あわせて読みたい

注目の特集