モルテンが広島西飛行場跡地に開発センター建設 本社機能も集約

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モルテンの開発センター「ザ・ボックス」の完成予想図=同社提供 拡大
モルテンの開発センター「ザ・ボックス」の完成予想図=同社提供

 スポーツ用品などを製造するモルテン(広島市西区)は19日、本社機能と開発機能を集約した開発センターを西区の広島西飛行場跡地に建設すると発表した。自動車部品や医療機器など各事業の壁を取り払うことで、新たな高付加価値製品や新規ビジネス創出への「化学反応」を促す。

 「ザ・ボックス」と名付けられたセンターは鉄筋鉄骨4階建て、延べ床面積は1万4933平方メートル。飛行場跡地の一部を取得した。総事業費は約80億円で、米国や中国などで海外進出も進めてきた同社にとって最大の投資額という。7月に着工し、2022年8月に完成、同11月に開業予定。

 スポーツ用品、自動車部品、床ずれ防止マットレスなどの医療福祉機器、橋の制震ゴムなど社会基盤事業の全4事業の開発部門をセンターに集約する。西区横川新町にある本社と同区中広町1の広島工場は今後売却する。

 社員同士や外部のクリエーターとの活発な交流を生み出すため、夜は居酒屋になる食堂やスポーツ用品を試験できるバスケットコート、3Dプリンターを備えた共同工作室などを設け、アイデアをその場で形にするための工夫を凝らす。広島市内で19日に記者会見した民秋清史社長は「超巨大企業に人とお金が集まる中で、わが社のような非上場企業は高付加価値製品を作っていく以外に道はない。技術を応用しながら深掘りしていきたい」と強調した。【中島昭浩】

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