屋根から転落、リハビリ…車椅子の茅葺き職人「魅力伝えたい」

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茅葺きへの思いを語る塩澤実さん。後ろは、けがをする前、一般参加者と共に屋根を葺いたあいな里山公園「伝庫(でんご)の家」=神戸市北区で 2021年3月17日午後2時39分、木田智佳子撮影
茅葺きへの思いを語る塩澤実さん。後ろは、けがをする前、一般参加者と共に屋根を葺いたあいな里山公園「伝庫(でんご)の家」=神戸市北区で 2021年3月17日午後2時39分、木田智佳子撮影

 六甲山系北側の神戸市北区や西区には、今も一部にススキやヨシを屋根材とする茅葺(かやぶ)きの民家が多くあり、都市近郊の里山の風景に溶け込んでいる。垂水区出身の塩澤実さん(48)は、古くから農村の暮らしを支えてきた茅を現代に生かしたいと、大学卒業後に茅葺き職人になった。仕事中の転落事故で車椅子生活となった後も、京都府南丹市美山町の茅葺きの自宅と神戸を行き来し、市民参加の茅刈りや屋根葺き体験会を開くなど、茅の魅力を発信し続ける。その思いを聞いた。【木田智佳子】

 <美術や建築に関心があった塩澤さんは、1992年に神戸芸術工科大学環境デザイン学科に入学。齊木崇人教授(現学長)の研究室や市職員グループが取り組んでいた「茅刈りプロジェクト」と出会う>

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