特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

オンライン活用、渡航先絞って…徳島の大学、コロナ禍の留学模索

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
オンライン留学前にビデオ会議システム「Zoom」を使って英語指導を受ける学生=徳島市の徳島大学で2021年2月10日午後6時3分、岩本桜撮影 拡大
オンライン留学前にビデオ会議システム「Zoom」を使って英語指導を受ける学生=徳島市の徳島大学で2021年2月10日午後6時3分、岩本桜撮影

 新型コロナウイルスの感染収束が依然として見通せない中、徳島大(徳島市)では学生の海外派遣を中止しているが、オンラインを活用した留学プログラムに力を入れている。一方、徳島文理大(同)は約1年ぶりに学生を派遣するなど、各大学がコロナ禍での国際交流のあり方を模索している。【岩本桜】

 徳島大は、昨夏から学生の海外派遣を中断しているが、新たな国際交流の機会を作ろうと、海外の大学と共同で夏にオンライン留学を実施した。日本にいながら参加できるほか、通常の留学よりコストが抑えられると好評だったといい、今春はアメリカと台湾、マレーシアの3大学で2~4週間実施し、1日2、3時間、授業や学生交流の時間に充てた。

 インターナショナルオフィスの清藤隆春特任助教によると、昨夏のオンライン留学時には英語でしゃべることにためらう参加者もいたため、今春は英語でのコミュニケーションに慣れるための事前指導や、スピーチの組み立て方などを学ぶサポート授業を新たに設けたところ、参加者からは「英語を話すことにためらいがなくなった」といった声が相次いだという。「オンラインを使って海外の人と交流した経験は、今後も生きてくると思う。コロナ禍でもグルーバル人材を育成できるよう、春のプログラムを今後に生かしたい」と述べた。

 一方、徳島文理大は、2月に学生を韓国へ派遣した。学生の海外派遣は2020年3月以来で、約4カ月間滞在する。同大は、国が示す感染症危険情報で、韓国のレベルが4段階のうち、下から2番目であることや、渡航先の感染状況や防疫対策、学生の意向などを踏まえ、派遣が可能と判断した。国際部長の高橋孝途教授は「人を育てる意味で、やみくもに留学を止めるのは賢明ではない」と指摘する。「限られた学生生活の中で、しかるべき経験をさせたい」とし、コロナ禍でも渡航先の感染状況や防疫対策を見極めつつ、好機があれば学生を海外へ派遣できるように態勢を整えたいとしている。

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

注目の特集