廃校がグランピング施設に 千葉・市原のダム湖畔 予約盛況

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SFを思わせるモダンなテントが置かれた高滝湖グランピングリゾート=千葉県市原市で2021年4月18日、浅見茂晴撮影 拡大
SFを思わせるモダンなテントが置かれた高滝湖グランピングリゾート=千葉県市原市で2021年4月18日、浅見茂晴撮影

 千葉県市原市養老で、少子化によって2013年に廃校となった高滝小学校が、「高滝湖グランピングリゾート」として生まれ変わり、20日にオープンする。コロナ禍で、手ぶらで快適なキャンプを楽しむグランピングは人気を集めており、5月の大型連休までの予約はすでに満員だという。

 洋菓子の製造販売を手掛ける「グランバー東京ラスク」(東京都文京区)が昨年4月から、高滝ダム湖畔にある校舎と跡地の整備を進めていた。

エアコンや冷蔵庫が完備されたテントの内部=千葉県市原市で2021年4月18日、浅見茂晴撮影 拡大
エアコンや冷蔵庫が完備されたテントの内部=千葉県市原市で2021年4月18日、浅見茂晴撮影

 新たに芝生が張られた元の校庭には直径6メートル、広さ約28平方メートルで定員4人のビニール製のモダンなテント24張りが設けられた。それぞれエアコンや冷蔵庫などが完備され、一年中快適に過ごせる。事務所が置かれた校舎にはシャワーや風呂も備えられ、ドッグランも併設された。宿泊料はバーベキューの夕食など2食付きで1泊1人1万5000円から。

 施設はグループ会社の「HAMIRU」(松戸市)が運営する。グランバー東京ラスクの大川吉美会長によると、同社は経営の多角化のため約10年前に旅館業に、3年前にグランピングに進出した。3件目となる高滝湖では周辺の観光施設や農業者との連携を進めるほか、体育館にお菓子工房を開設し、教室を滞在先で働くワーケーション施設として貸し出す計画だ。コロナ禍で旅館業は大きな打撃を受けたが、ソーシャルディスタンスを取りやすいグランピングには将来性があると見ており、さらに県内外の6~7カ所で開設する予定という。

 18日に催されたオープニングセレモニーで大川会長は「卒業生が、校舎が生まれ変わってよかったと思える施設になるよう頑張っていきたい」とあいさつ、来賓の小出譲治市長は「房総半島の旅の拠点となってほしい」と期待を込めた。【浅見茂晴】

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