川上ダム「打設」完了 秋以降に試験湛水実施へ 23年3月の運用開始目指す 伊賀広域 /三重

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
基底部に最後のコンクリートが流し込まれ打設作業が完了した川上ダム=三重県伊賀市で、山中尚登撮影
基底部に最後のコンクリートが流し込まれ打設作業が完了した川上ダム=三重県伊賀市で、山中尚登撮影

 伊賀市青山羽根などで水資源機構が建設を進めている川上ダムで20日、水をせき止める本体(堤体(ていたい))にコンクリートを流し込む「打設(だせつ)」の完了式が、工事関係者約60人が出席してあった。2019年9月の初打設から19カ月で、本体工事はほぼ終了した。今後は、ダムを制御する管理施設や放水を知らせる警報装置などの工事を行い、22年度中に完成、23年3月の運用開始を目指す。【山中尚登】

 川上ダムは、重力式コンクリートダム。高さ84メートル、堤頂部は長さ334メートル。堤体を45万立方メートルのコンクリートで築き上げている。

この記事は有料記事です。

残り353文字(全文618文字)

あわせて読みたい

ニュース特集