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新型コロナ 追い込まれ、緊急事態 大阪府に発令へ

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大阪府が緊急事態宣言の要請を決定したことを伝える電光掲示板=大阪市北区で20日午後6時37分、滝川大貴撮影
大阪府が緊急事態宣言の要請を決定したことを伝える電光掲示板=大阪市北区で20日午後6時37分、滝川大貴撮影

 新型コロナウイルスの感染急増が続く大阪府などを対象に、政府が3回目の緊急事態宣言を発令する準備に入った。大阪を含めた10都府県に適用した「まん延防止等重点措置」で感染再拡大を止められず、追い込まれた末に「最後のカード」を切る。野党は「コロナ対策の失敗だ」との批判を強めている。

政府、五輪へ影響懸念

 「大阪の状況には、非常に強い緊張感を持っている。全国的にも感染が広がっており、強い危機感で対応している」。西村康稔経済再生担当相は20日の記者会見で強調した。緊急事態宣言の発令要件である「全国的かつ急速なまん延のおそれ」を満たしていることを示唆した形だ。

 政府は、飲食店などに営業時間短縮要請・命令ができる「まん延防止等重点措置」を活用し、感染抑止を図る戦略を描いた。「休業要請・命令」など強い対策がとれる宣言発令による経済へのダメージを懸念したためだ。2020年4~5月の宣言の際は、同年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)改定値が年率換算で前期比28・1%減と戦後最悪に落ち込んだ。

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