特集

Listening

話題のニュースを取り上げた寄稿やインタビュー記事、社説をもとに、読者のみなさんの意見・考えをお寄せください。

特集一覧

記者の目

バリアフリーへ 役立つアプリ 共生社会、映画館から=岩下恭士(コンテンツ編成センター、ユニバーサロン編集長)

映画「天外者」で三浦春馬さんが演じた五代友厚(左)は、遊女はるに触発され「男も女も関係なく、誰もが夢を見られる国」の実現を目指した=ギグリーボックス提供
映画「天外者」で三浦春馬さんが演じた五代友厚(左)は、遊女はるに触発され「男も女も関係なく、誰もが夢を見られる国」の実現を目指した=ギグリーボックス提供

 スクリーン上の映像が見えない視覚障害者や、登場人物が交わす会話の聞こえない聴覚障害者も、健常者と同じように街中の映画館で話題の上映作品を楽しめることをご存じだろうか。スマートフォンの専用アプリ「HELLO!MOVIE(ハロームービー)」や「UDCast(ユーディーキャスト)」に対応する映画なら、ラジオのスポーツ中継のように上映中の場面を音声で説明してくれる。字幕が表示されるスマートグラスを貸し出す劇場もあり、映画鑑賞のバリアフリーを実現している。

 バリアフリー対応の映画を広めるNPO法人「メディア・アクセス・サポートセンター」(MASC)と日本映画製作者連盟によると、2020年11月までの1年間に劇場公開された邦画506本のうち、音声ガイドと字幕の両方が付いた映画は64本、字幕だけが付いた映画は1本と、バリアフリー対応は計65本で約13%にとどまる。

この記事は有料記事です。

残り1500文字(全文1881文字)

コメント

※ 投稿は利用規約に同意したものとみなします。

あわせて読みたい

注目の特集