次期衆院選で候補公募へ 自民栃木県連 西川元農相不出馬

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自民党栃木県連幹部との面会後、取材に答える西川公也元農相=宇都宮市本町で2021年4月16日午後4時42分、御園生枝里撮影 拡大
自民党栃木県連幹部との面会後、取材に答える西川公也元農相=宇都宮市本町で2021年4月16日午後4時42分、御園生枝里撮影

 次期衆院選の栃木2区を巡り、自民党の西川公也元農相(78)が出馬しない意向を固め、23日にも後援会関係者らに表明する見通しとなった。県連は今後、公募での公認候補擁立に向け、正式に動き出す。【御園生枝里、玉井滉大】

 西川氏は1996年の衆院選で初当選し、通算6期務めた。2014年9月には農相に就任したが、国の補助金を受ける会社から献金を受けていた問題で15年2月に辞任。17年の衆院選で落選し、内閣官房参与に起用された。だが20年、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループから金銭提供を受けていた疑惑が浮上し、同年12月に「一身上の都合」として辞任。今月、党幹事長特別参与に就任し、党務に戻っていた。

 党内では14年と17年の衆院選で立憲県連代表の福田昭夫氏(73)に2回続けて敗れていることや、アキタフーズの問題を受け、西川氏で選挙に臨むことに不安の声が広がっていた。

 進退を明らかにしない西川氏に先手を打ったのは県連だった。6月の県連大会までに新たな候補者を公募で選考する日程を考えると、期限が迫っていた。今月7日に総務会を開き、2区の候補者を公募する方針案を了承し、西川氏に進退を決断するよう改めて求めた。

 16日には西川氏が県連を訪れ、幹部と会談したが、「後援会を開くから待ってほしい」と態度を保留した。会談後、取材に応じた県連幹部は西川氏が実力者である二階俊博幹事長とも信頼関係が深いことなどに触れ、進退について「立場上、こちらからはなかなか聞けない」ともどかしさを口にした。

 西川氏の後援会関係者からはこれまでの仕事ぶりから「本当に惜しいという気持ちはどうしても捨てがたい」と続投を望む声もあった。だが公募実施までの期限などを踏まえ、不出馬を決めたとみられる。

 西川氏の地元では後継候補として長男で県議の鎮央(やすお)氏(49)を推す声も上がる。自民党の栃木2区市町議員会は16日、2区の県議に対し、候補者選定の公募を実施することや、公募対象は2区在住者が望ましいなどとする要望書を提出した。

 県連は西川氏が23日に不出馬の意向を正式に表明するのを待って、25日に公募の実施を決定する。20日の議員総会では公募案を説明した。応募期間は5月7日から2週間で、応募資格は「郷土栃木を愛し、現在栃木県または栃木2区のために活動されている方、もしくは活動したいと考えている方」などとした。選定方法は1次選考の論文、2次選考の面接を経て選考委員会で決まる。

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