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気候変動

気候変動対策強化へ世界が動き始めました。日本も新たな目標を設定。地球を守るために何が必要でしょうか。

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各国の「野心」に注目 気候変動サミット 温室ガス削減の力学

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煙突から煙が上がる米南部サウスカロライナ州チャールストン近郊の石炭火力発電所=清水憲司撮影
煙突から煙が上がる米南部サウスカロライナ州チャールストン近郊の石炭火力発電所=清水憲司撮影

 地球温暖化対策を協議する「気候変動サミット」が22、23の両日、米国の主催でオンライン形式で開かれる。日本や中国、欧州連合(EU)など、先進国、発展途上国を含めた世界約40カ国・地域が参加し、対策強化を議論する。温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の実現に向け、各国がどう具体的な目標を打ち出すかが注目される。

 「気候変動は米国が直面している最大の挑戦だ」。19日、米メリーランド州アナポリスで演説したブリンケン国務長官は、技術開発や安全保障を巡る覇権争いの場としても重みを増す気候変動問題を、外交上の最重要課題の一つと位置づける姿勢を改めて強調した。

 バイデン米大統領は、就任から100日以内に温室効果ガスの主要排出国を集めた首脳会議を主催することを選挙公約に掲げていた。国連の「アースデイ」(地球の日)である22日に開幕するサミットは、その公約に沿ったものだ。招待した40カ国・地域の首脳はほぼ全員が参加する。米国と対立する中国も21日、習近平国家主席が参加し、演説すると発表した。

 地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」は、18世紀後半の産業革命前と比べた世界の気温上昇を2度未満、できれば1・5度に抑えることを目標とし、今世紀後半に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを定めた。

 だが、各国の温室効果ガスの削減ペースは遅れており、バイ…

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