審議中に居眠り、読書 「恥さらし」茨城県議会に苦情100通超

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茨城県議会の常井洋治議長が各議員に通知した文書=県庁で、4月20日午後4時14分、韮澤琴音撮影 拡大
茨城県議会の常井洋治議長が各議員に通知した文書=県庁で、4月20日午後4時14分、韮澤琴音撮影

 2月に招集された茨城県議会定例会での県議の姿勢を巡り、県議会事務局が、県民から寄せられた100通以上に上る苦情や要望を文書にまとめて各会派の代表に送付した。複数の県議が審議中に居眠りや読書をした姿が民放番組で報じられたためで、「県の恥さらしだ」「信じられない。ガッカリした」などの意見125件が寄せられたという。

 番組は3月29日にフジテレビが放送。県議計12人が居眠りし、1人が選挙に関する書籍を読む姿を報じた。県議会関係者によると、報道直後から4月13日までの間に、「コロナで大変な時なのに、議員は何様だ」「県民のために働いて」「茨城の恥」といった批判があった。

 議会事務局の担当者は、送付の理由について「県民から『多数の意見が出たことを県議に伝えてほしい』との要望があったため」と説明している。

 一方、県議会の常井洋治議長は、規律を守り議会に臨むよう、3月31日付で全県議に文書で通知した。通知では報道内容について「県民の信頼を失いかねない大変遺憾なもの」と指摘。議会の品位を重んじる義務や、審議に関係のない書籍の閲覧禁止などを定めた会議規則を記し、「真摯(しんし)に受け止め、信頼を回復しなければならない」と呼びかけた。【韮澤琴音、小林杏花】

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