優しい甘さ「ひよこ豆味噌」好評 大豆アレルギーに対応 兵庫

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ひよこ豆を使ったみそ=兵庫県芦屋市楠町で2021年4月16日午前11時50分、峰本浩二撮影 拡大
ひよこ豆を使ったみそ=兵庫県芦屋市楠町で2021年4月16日午前11時50分、峰本浩二撮影

 六甲味噌(みそ)製造所(兵庫県芦屋市楠町)は、大豆の代わりにひよこ豆を使ったみそを開発した。大豆アレルギーに対応し、食品添加物を使っていないことなどから、一時売り切れとなるなど好評だ。

 同社は大豆アレルギーの人でも食べられるみそを造ろうと、ひよこ豆に着目。ひよこ豆は大豆に比べてたんぱく質が少なく、うまみを出すために米糀(こめこうじ)や塩の量を試行錯誤した。皮が硬いため加熱調整も難航したが、約2年間かけておいしいみそを完成させた。

六甲味噌製造所の商品の一部=兵庫県芦屋市楠町で2021年4月16日午前11時46分、峰本浩二撮影 拡大
六甲味噌製造所の商品の一部=兵庫県芦屋市楠町で2021年4月16日午前11時46分、峰本浩二撮影

 2020年11月の発売当初から問い合わせが相次ぎ、21年1月半ばに完売。1カ月後、販売を再開した。開発を担当した取締役の長谷川照起さん(36)は「くせがなく優しい甘さ。みそ汁はもちろん、洋風スープの隠し味にも使える」と話す。今後、設備投資し増産を予定している。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、同社はホテルや飲食店などの業務用の商品が影響を受け、全体の売り上げが約10%減少した。一方で仕事量が減った分、商品開発に集中できたという。

 1918年創業の老舗企業だが、近年では「餃子(ぎょうざ)の味噌だれ」や女子大学生と「トマトみそ」を共同開発。長谷川さんは「伝統の技と味、地産地消の精神を守りつつ、今後も新たな商品を開発したい」と語る。

 「ひよこ豆味噌」は300グラム入り648円。同社や通販サイトでも購入できる。【峰本浩二】

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