「目が回る」無重力を体感 JAXA協力で宇宙ゾーン 青森・三沢

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
専用の装置で無重力の世界を体験する来場者(左)=青森県三沢市の県立三沢航空科学館で2021年4月20日午後3時22分、平家勇大撮影 拡大
専用の装置で無重力の世界を体験する来場者(左)=青森県三沢市の県立三沢航空科学館で2021年4月20日午後3時22分、平家勇大撮影

 青森県三沢市の県立三沢航空科学館が20日、リニューアルオープンした。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力を得て、無重力の世界が体験できる装置などを紹介した「宇宙ゾーン」を新設。世界で一基しかないホンダの小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の技術実証機の展示もあり、来場者らは写真を撮るなどして楽しんでいた。

 同館では総事業費約5億9000万円をかけて、昨年12月から約5カ月間、改修工事を進めていた。模型や装置など約60点の展示物を新たに増設した。

 同館2階にできた宇宙ゾーンでは、無重力の世界に慣れるために宇宙飛行士の訓練でも使われる、人が座った椅子が360度回転する装置が登場。実際に乗ることができ、椅子に座ると装置が約1分間回転を続ける。体験した来場者らは、「目が回るー」などとと声を上げていた。

小惑星探査機「はやぶさ2」の原寸大の模型=青森県三沢市の県立三沢航空科学館で2021年4月20日午後3時14分、平家勇大撮影 拡大
小惑星探査機「はやぶさ2」の原寸大の模型=青森県三沢市の県立三沢航空科学館で2021年4月20日午後3時14分、平家勇大撮影

 このゾーンにはほかに、小惑星探査機「はやぶさ2」の原寸大模型や、トヨタ自動車とJAXAが共同で研究を進める有人月面車「ルナ・クルーザー」の5分の1サイズの模型も新たに展示している。

 また、「ホンダジェット」の技術実証機は主翼の上にエンジンが搭載された設計が特徴。開発したホンダの米国子会社「ホンダ エアクラフト カンパニー」(米国)の社長が弘前市で学生時代を過ごしていた縁で展示が決まったという。

 三沢市から訪れた会社員、中里大輔さん(45)は「目新しいものが多く、面白い。子供が体験できる設備がたくさんあるのも良かった」と満足していた。

 同館広報グループの引地勝博マネジャーは「『航空から宇宙へ』をテーマにリニューアルを進めた。最新の技術を見て楽しんでほしい」と話した。

 開館時間は午前9時~午後5時で、月曜休館。入館料は一般510円、高校生300円。中学生以下は無料。【平家勇大】

あわせて読みたい

注目の特集